隠居芸人です。
昨日、FP3級(日本FP協会)の試験を受けてきました。
教科書を1.5周ほどしたあとは、ひたすら過去7回分の問題を正答率100%になるまで繰り返し解いて迎えた試験本番……
初見に近い問題が多数あり、かなりキョドってしまいました。
学科と実技それぞれの満点は60点と100点。
学科・実技の両方で60%以上の正答率となれば合格です。
気になる自己採点の結果は……
学科… 52/60(86%) 実技…90/100(90%)
……というわけで、おかげさまで合格です!
(前日に17時間ほぼぶっ通しで勉強したかいがありました)
これで週末や通勤中・昼休みの勉強から解放されると思うと、感慨深いものがあります……(そっち?)
正直、受かりやすい試験ではあると思います。パターンがあるので。
が、試験に受かるだけではモッタイナイという思いで、けっこうマジメに勉強していました。
総学習時間は30~50時間程度でした。
合格率は学科も実技も70~80%程度で、一発合格は50~60%程度の試験だそうです。
参考まで、FP3級の試験範囲は以下の6分野です。 ①ライフプランニングと資金計画 ②リスク管理 ③金融資産運用 ④タックスプランニング ⑤不動産 ⑥相続
社会保険だったり、税金だったり、はたまた相続のことなど、身近な内容ということもあって、わりと楽しく勉強できました。
お金のプラン・人生のプランを立てるうえで必要となる知識の基礎を身につけられたと思います。
たとえば医療費控除はまさしく保険のようなものだし、パートナーへお金を残すにあたっては「遺族給付」などがあるため、生命保険やらなにやら入り過ぎるのはいかがなものか……という思いを以前にもまして強めることができました。
「相続」分野では、優先順位、嫡出子・非嫡出子の扱い、養子の扱い、控除額の算出などおもしろかったですね。(「法定相続人の数」は相続放棄をした人も含めてカウントする!これは試験に出ます)
弊ブログと内容が直結する「金融資産運用」の分野では学科でも実技でもキッチリ満点をとることができました。
「投資信託におけるパッシブ運用は、経済環境や金利動向などを踏まえ、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法である(〇か×か)」という問題(答えは×)が出てきました。
ちょうど試験前日に弊ブログにアップロードした記事のタイトルが「パッシブ運用」だったため、偶然というのはおもしろいなぁと思いました。
つみたてNISAに関する問題も出ました。年間の限度額(40万円)と最長の非課税期間(20年)を知っていれば正解という基本的な問題です。
FP資格をとってすぐに人生が劇的に変わるということはないと思いますが、長い目で見ればお金に関する誤った情報をつかんでしまうリスクを下げ、人生に対し総じてポジティブな影響をもたらしてくれるのではないかと思います。
良い受験でした。
受験会場はまるでフェスのごとく人だかりだったわけですが、私のほかに職場の同僚が2名受験しているのを確認。
みんな仕事に関係ないのによくやるなぁ……と思いながらも、「負けていられない」と謎の闘志を燃やす隠居芸人でした。
最後になりますが、FP3級は制度の中身を理解していなくても、パターンに慣れて最低限の数字さえ覚えてしまえば合格できてしまう試験だとわかりました(FP2級、1級についてはよく知りません)
これまで、FPという肩書きを見ると「お金に詳しい人なんだろうなぁ……」と思っていたところがあったのですが、いざ実際に受験してみて【お金周りの知識に明るくなくても取れてしまう資格】ということがよくわかりました。
そうです、弊ブログでも幾度となく目の敵にしてきた「FPの肩書を名乗る生保のオバサマ達」が、今まで以上に信用できなくなったというオチでございます。
「大手キャリアに月々1万円近く払っていて、資産は預貯金オンリー」といったおばさん達に、FPを持っているという理由から?お金のことでアレコレとものしり顔で指図されることに今まで大変な苦痛を感じていました。(数字で語らずやたら不安ばかり煽ってくる)
しかしながら、彼女らの言うことを完全にスルーして生きても人生にはまったく差し支えないということが今回の受験からわかったような気がします。
地獄の月曜日。
ぐっどらっく!
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