隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

幸福の条件

隠居芸人です。

小池龍之介『貧乏入門』という本を読んでいます。

著者は1978年生まれで東大教養学部卒の住職の方です。

本の中では「必要な物以外持つべからず」ということが書かれています。

物を持つことで、0.001秒でも「思考が物に支配される」という考え方はおもしろかったです。

物を買えば買うほど「執着」が増え、一日あたりで思考を「持っていかれる」時間が増えるというのです。

そして、思考が奪われる時間が集積することで、意識の集中が困難になっていく(要は気が散る)と。 

もう一つ面白い考え方が書かれていたので紹介します。

幸福の条件」についてです。

著書の中で幸福の条件が三つ挙げられています。

一つ目は、集中すること

二つ目は、思いどおりであること

三つ目は、迷いがないこと

これには「なるほど」と膝を打ちました。

自分自身を省みても、合点がいきました。

仕事でも趣味でも集中している瞬間(したあとの体感)が幸せだし、行動と結果が思い通りであるときも幸せだし、迷いなく判断・思考できているときは、なるほどたしかに幸福です。

逆に、何をしても気が散って注意散漫であったり、行動と結果が思いどおりにいかず、迷ってばかりいるときは苦しいものです。

ではどうすれば、集中し、思いどおりに進められ、迷いを消せるのか。

これは人によって方法は違うと思います。

①集中 私の場合は、紙とペンを使って文字を書いたり、キーボードで入力していると集中しやすい気がします。単純作業っぽいのから始めて、徐々に頭を使う系の仕事にシフトしていく流れが好きです。

②思いどおりに進める なかなか難しいですが、自分が制御可能な領域をひたすら丁寧に制御することである程度のことについては結果をコントロールできるのではないかと思います。休日に前もって予定を立てて、ある程度キチッと行動していくとか。試験に向けて勉強スケジュールを立てて、PDCAを繰り返していくとか。

③迷いがないこと これも一筋縄には行きませんが、信じきれるくらい情報を集めることで可能になる気がします。たとえば、つみたてNISAやiDeCoで行っているインデックス投資については迷いがないので、まったく楽です。短期的に評価損を抱えることがあっても、長期と割り切っているので、迷いがなくほとんど苦がありません。

集中し、思いどおりの結果を導くための行動を実践し、迷いがないところまで思考する。

これが幸福感を多少なり高めるヒントになるかもしれません。

「仕事仕事仕事」の日々では、なかなか難しいかもしれませんが。

最後にマハトマ・ガンジーの言葉を引用して終わります。

Happiness is when what you think, what you say and what you do are in harmony. (幸せとは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの調和がとれている状態である)

 

 

 

ぐっどらっく!!!

 

 

 

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