隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

どう生きるか

本日は完全 #StayHome デーということで、1歩も家から出ることなく1日中家にいた。

1日中、本を読んだり、筋トレをしたり、資格試験の勉強をしたりした。

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当初は新型コロナウイルスの影響によってFIREが早まるという見方をしていたけれど、今はその見方に少し懐疑的だったりする。

資本主義が崩壊してしまう恐怖のようなものをひしひしと感じる。

元々、大量消費社会には違和感を感じていた。

「どうしてまだ使えるのに新しいモノに買い替える必要があるのか」

「どうして借金してまでモノを買うため働かなければいけないのか」

欲望が資本主義のエンジンであるならば、自分のような低消費志向の人間は資本主義おけるガンだ。

その意味で言うと、がん細胞が、苦しい思いをしてお金を稼ぐことに対して疑問を持つ人が、昨今ではじわじわと増えてきているような気がする。

ミニマリスト」とか「低消費型」などと呼ばれる人類が一定数以上になった時点で、まるで水が水蒸気になるように社会にも状態変化が起きるんじゃないかと自分は思っている。

そのとき、お金の重要性(価値)というか、優先順位みたいなものは今よりもずっと下がるのではないだろうか。

スペインでは、経済の立て直しに向けてベーシック・インカムが導入されるらしい。

感染拡大の脅威が去った後も制度は継続予定で、終了期限を設けずに導入されるということだ。

そういう話を聞くと、やはり次のような問いを思い浮かべずにはいられない。

「働かなくても最低限の生活を送ることができる所得が保障されている状態で、あなたは今の仕事を続けますか?」

「それでは、あなたはどう生きますか?」

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これまでは、正直に言えば、労働から逃れたいあまり、労働・節約・投資のサイクルを回すことによってFIREすることだけを考えてきた。

なかば手段を目的化し、考えることを放棄していたところもある。

今は1日単位で世界が大きく揺れ動いていて、自分がどのように生きたいのかを否が応でも考えさせられる。

自分にとって本当に大切なものは、守りたいもの、あきらめられないもの(こと)は何なのか。

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何はともあれ、生き残らないといけない。

不要不急の外出を控えるとともに、3密(密閉・密集・密接)を避けて、栄養・休息をしっかりとること。

手洗い、うがい、顔になるべく触れない。

少しでも感染リスクを抑えるよう、細心の注意を払って生活していく。

次の土日もなるべく家から出ずに過ごしたいと思う。