隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

正社員は自由じゃないのか

おはようございます。隠居芸人です。

先日、こんな記事を読みました。

自由に生きたい。派遣で働く私がもう正社員には戻りたくない理由

内容は「非正規雇用で自由に生きる」というものです。

その趣旨は理解できるのですが、、、

「正社員?社畜なんだね、お疲れ様。」

といった正社員煽りが随所に見られ、正直いただけません。

やりたくないことはやりたくない

先ほどの記事には、こうありました。 「やりたいことだけやって、やりたくないことはやりたくない」

その具体例としては、、、

人の上に立ちたくない 若手の指導はしたくない 出世したくない 責任のある仕事をしたくない 掃除や雑用はしたくない 汎用的スキルが付かない仕事はしたくない

・人の上に立ちたくない →ふむ。

・若手の指導はしたくない →ふむふむ。

・出世したくない →それは出世してから発する言葉では……

・責任のある仕事はしたくない →だとすれば確かに非正規雇用の方がいいですね。

・掃除や雑用はしたくない →正社員で年次が上がっていけば掃除・雑用はしなくてもよくなるのでは……?

・汎用的スキルが付かない仕事はしたくない →正社員だから汎用的スキルがつかないわけではないと思うのです。

ツッコミどころが満載、かつ「私は上にいける人材だがあえていかないだけなのだ……」といったプライドが見え隠れして読んでいて少し具合が悪いです。

言っていることはわかるのですが、まるで子どものようだなぁと。

記事の筆者はこんな方でした。

東京の小さな家に暮らすミニマリスト。婚活歴10年で、出会った男性数知れず。最近は主戦場だった婚活パーティーに飽きて、婚活アプリと結婚相談所をメインに活動中。そこで出会った男性たちにルールズを適用して(?)、早期成婚を一心不乱に目指してます。

仕事と家庭・結婚は切り離して考えるべきと言われればそれまでですが、上述の「~したくない」を家庭・結婚にあてはめて考えると、けっこうしんどくなります。

たとえば家庭を運営し、結婚して子の教育をしていくというのは、責任のある仕事そのものだと思うのですが、いかがでしょう。(これはちょっと言い過ぎかもしれませんが)たかが仕事くらいで責任をとれないような人が、家庭・結婚生活において然るべきタイミングで責任をとっていけるのか疑問に感じるところもあります。

また、家庭生活・結婚生活では掃除や雑用がたくさんあるでしょう。早期成婚を目指しているそうですが、「掃除や雑用はしたくない」という意思表明をしている方が、はたして結婚生活の良きパートナーになるだろうか……といった小姑じみた所感を持ってしまい、婚活歴10年で成婚できていない理由が垣間見えた気がしました。

要は責任感がなく、権利意識ばかり先行し、怠惰なのです。

正規雇用も結婚しない(できない)ことも何ら問題ではないと私は考えています。それぞれによい・わるいがあり、一概にどちらが正しいなどと言うつもりは毛頭ありません。価値観や考え方を否定するものではありません。

ただ、正社員disりが過ぎるもので気になってしまいました。

厚労省の調査では7割がボーナスもらえているとのことなので、

ボーナスがもらえていない正社員は今のご時世、山ほどいるので、もはやメリットと言えなくなっていると思います。

というのも非正規雇用バイアスかと。

ボーナスが出ない会社の割合とその理由

政府統計の総合窓口(総務省統計局)

あるいは筆者の方は自身が非正規雇用であることが実は不安なのかもしれません。

不安だから、正規雇用をdisり、自分を安心させようとしている。

そう理解することもできます。

けど、正社員が自由じゃないっていうのは違うと思うんだ……

正規も非正規も、同じ労働者である限り、ある意味では奴隷の身分と言ってよく……

「正規も非正規も自由じゃない」とした方がより説得力があると思うのですが、いかがでしょうか。

資本家側にまわらないと、いつまで経っても奴隷なんじゃyo……

(だから、投資をしよう)

……というのが本日のブログ趣旨です。

かなり陰湿な記事をしたためてしまいましたが、やっと木曜日。

ぐっどらっく!

参考記事です。 給与ベースで「正社員」と「派遣+複業」の比較を行いました。 https://lifeisint.com/2018/08/05/re-nre-future/

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