隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

【FIRE活動振り返り!】これまでとこれから【年間貯蓄率を73.4%達成するまで】

どうも隠居芸人です。

 

2021年の貯蓄率目標を当初の「75%」から「80%」に引き上げました。

 

参考までに、FIRE活動開始以後の貯蓄率は以下のとおりです。

 

2017年 51.0%

2018年 58.1%(前年+7.1%)

2019年 66.0%(前年+7.9%)

2020年 73.4%(前年+7.4%)

 

前年比で毎年+7%以上の貯蓄率成長を継続し、昨年は70%超え達成と、我ながらクレイジーと言っても過言ではないゾーンに入ってきました🤪

 

ちょっと長くなりますが、この機会にこれまでのFIRE活動を振り返っておこうと思います。

 

●2017年(FIRE活動1年目 貯蓄率51.0%)

実家に月15万円入れていました。毎月10万円+α、ボーナス月にはボーナスの半分というペースです。苦しかったですね。あとはパートナーとの交際1年目ということもあって、めちゃめちゃ豪遊していたのを思い出します。

 

パートナーとの将来を真剣に考えるようになり、お金の勉強を始め、FIREを志すようになったのですから不思議な話です。どこをどう間違えたらそうなるのか……。

 

2017年6月に講談社の採用試験を受け(3度目)、2次面接で落ちました。それから都市ガス物件に引越しをしました。プロパンは高すぎです。引越しと同時に契約電力を下げ、公共料金をすべてクレカ払いにしました。また、通信費節約のためソフトバンクからワイモバイルへ、Wi-Fiについてはキャッシュバックキャンペーンを利用して価格コム経由でとくとくBBへ乗り換えました。

 

 

当時は、よよよ先生の影響で家ではお好み焼きばかり食っていましたね。

 

 

株式投資元年でもありました。初めて買った投信は「世界経済インデックスファンド」です。また、2017年10月頃から仮想通貨を買い漁り、その後のバブルとバブル崩壊を経験しました。仮想通貨への投資(あるいは投機)が単なるギャンブルとならなかったのは、いつも冷静に理屈で考える界隈の重鎮Gukoさんの発信があったおかげです。

 

  

サービス終了してしまいましたが、フレンドファンディングアプリ「polca」で謎の早起き企画を立ててブログやTwitterで告知、3,285円の支援を賜ったりしていました。えらてん先生の思想に多大なる影響を受けていた時期で、兵庫県川西市でカレー屋を営むくきたふみやさん(ふみえるさん)と知り合ったのもこの頃だったと思います。(FIRE後は、あるいはふみえるさんのもとでカレー修行を積んでいるかもしれません。)

 

 

ちなみに、どうでもいい話かもしれませんが、この頃のTwitterフォロワー数は100人~200人でした。

 

●2018年(FIRE活動2年目 貯蓄率58.1%)

つみたてNISAとiDeCoを1月からスタートしました。

FIRE活動2年目となる2018年には、実家への仕送りを月5万円まで徐々に減額しました。この頃、インターネット乞食全盛期で、ほしいものリストから本や食料をプレゼントしていただいておりました。いろはさんやっちさん羽広さん、ほかにもご支援くださった皆様には大変お世話になりました。最も攻めた節約をしていた頃にたくさん応援していただき、元気をもらいました。当時のご恩は忘れません。

 

 

 

 

 

 

この年に三菱サラリーマンさんの影響で米国高配当株投資をスタートし、KPI(Key Performance Indicator、最重要業績評価指標)を入金額(インデックス投資)から配当額に変更したのでした。当時、FIREのKPIについて三菱サラリーマンさんから直接コメントいただく機会があって、とても刺激になりました。

※2021年現在は、入金額でも配当額でもなく、貯蓄率(savings rate)をKPIとしています。

 

初めて買った米国個別株は忘れもしません、PM(フィリップ・モリス)です。PMは78USDで15万円ほど買ったのですが、2020年11月の売却まで、コロナショック時を除いて大きな含み損になることもなく、非常に頼もしい銘柄でした。

「私をフォローしてください」としつこく 桶井さんにフォローを迫ったのはこの頃だったと思います😂PM買付前にもDMで桶井さんに相談していました……。まるで昨日の事のようです。そういえば、この頃はまだ三菱サラリーマンさん(穂高さん)も桶井さんもFIRE前でした。

 

節倹の基礎固めの1年、という感じでしたが、節倹の傍ら、会社の同僚と富士山に登ったり、パートナーと山形県の「櫻湯 山茱萸」という素晴らしい(値段も素晴らしい)旅館に泊まったりと、お金を積極的に経験と交換していました。当時、財布にはけっこうな打撃でしたが、振り返ると良いお金の使い方だったと感じます。

 

 

 

 

また、この年に晴れて念願の社内ニート(社内フリーランス?)になることができました。結果的に多くのプロジェクトに首を突っ込む形となり、かなり仕事が忙しかったです。残業が多く身体的にはつらい面もありましたが、一方で裁量があって自由度も高く、Twitterで「しんどい」と連呼しながらも、仕事のなかで充実感(自己重要感)を覚えることもありました。

 

●2019年(FIRE活動3年目 貯蓄率66.0%)

年初にスマホをワイモバイルからDMMモバイルに乗り換え、月額料金を500円まで落としました。Wi-Fiも再び価格コムキャンペーン経由で乗り換え。

 

この頃からTwitterで節倹家の方々との交流が増えました。様々な節倹技法を身につけるなかで一段と生活費が低減していきました。退社時にTwitterで「NMD(ノー・マネー・デー)退社ァア!!」とつぶやく毎日でした。結果が目に見えて良くなっていくので、毎日の節倹がそれはもう楽しかったです。

カレー同盟🍛を結んだtabizukiさんニューロンズさんと交流が始まったのもこの頃だったかと思います。お二人のおかげでFIRE活動がどれだけ進んだことか……。感謝しかないですね。

 

配当金が1ヶ月分の生活費を上回ったときは、「これで1ヶ月FIRED!」と歓喜しました。パートナーや同僚と旅行を楽しみつつ、前年に引続き社内ニートながらバリバリ仕事をこなす日々。振り返れば公私ともピークといっていい1年でした。

 

 

●2020年(FIRE活動4年目 貯蓄率73.4%)

異動に伴う暗黒期の始まりです。残業が少なく、まったりした雰囲気の部署に異動になりました。自他ともに認めるわかりやすい左遷でした。

 

親切な人たちに囲まれて人間関係でのストレスは以前より少なくなったものの、「仕事に興味を持てない」ということをはっきりと再確認した1年でした。

 

残業なしの翌月、前年の給与で計算された標準報酬月額で社保が差っ引かれたあと、さらに親への仕送り(4.5万円)と奨学金の返済分(1.2万円)を引くと、手取りが16万円台……という月もあり、心の底から絶望しました。現実を見ろ、と言われているようでした。これだけしんどい思いをして手元に残るのが16万円だけと思うと、何のために生きているのかわからなくなりそうでした。

 

「これではいけない」と転職を考えて数社(P&Gとかファストリ海外勤務職とか某業界トップ売上マネー誌の編集とか)に応募したりもしましたが、どれも書類選考落ちで、すぐにやる気がなくなってしまいました。

安月給と書類選考落ちの絶望をバネにして、以降はいっそうの節倹と収入増に(モーレツに)励みました。この1年は、まさに、力を出し切った、という感じです。

 

通信費については、DMMモバイル(500円)から楽天モバイルに乗り換えて0円、Wi-Fiを賃貸特典で無料のJ:COMに乗り換えて0円としました。(通信費0円化達成)

 

また、2020年11月以降、親への仕送りを月5万円から月4.5万円へ5000円減額しました。

 

年初時点では「絶対に記録更新は不可」と思っていましたが、フタをあけてみると、自己新記録となる年間貯蓄率73.4%で1年を締めくくることができました。

 

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ここでご紹介しきれなかった方も含め、これまで隠居芸人に関わってくださったすべての方々に感謝申し上げます。

こうして振り返った結果、「毎日辞めたい」としか思っていなかったはずの過去が美化され過ぎていることに気づきました😂「公私ともピーク」などと書いていますが、そういう喜ばしいというか、おめでたい雰囲気は、当時微塵もなかったです。振り返ればピークだったかもしれないというだけのことです。

どの年にも楽しい思い出がありますが、それは概ね平日の仕事の後や休日の話です。基本的には毎日つらくて「一刻も早く辞めたい」という気持ちが、起きている時間のほとんどを占めていたように思います。

 

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2020年に力を出し切った(オールアウトした)結果の貯蓄率が73.4%でしたので、年収が下がる見通しの2021年は記録更新できる気がしません。

しかしながら、同じように「もう無理」と思った2019年も2020年も、結果的には前年比で+7%以上数字を伸ばすことができました。それを可能にしたのは、身も蓋もない話ですが、ガッツだったと思います。

「結局は根性論かーい」という声が聞こえてきそうですが、諦めずに良案を探し続けることが大切だと思います。また、つらい!助けて!なんとかしたい!とブログやTwitterで叫び続けたことも良かったのかもしれません。インターネットを通じて親切な方に教えていただける、ということが過去に何度もありました。(心から感謝申し上げます。)

 

一方で、これまではガッツでなんとかなってきましたが、これまで発揮してきたガッツの延長では年7%成長を維持できません。

 

①転職によって収入アップを図る

②親への仕送り(月4.5万円)を断ち切る(親を説得して生活保護を受けてもらう)

③現状で支出の約40%を占める家賃(月3万円)をいっそう下げる

④パートナーとデカップル(分離)して単身化する

 

80%以上の貯蓄率を達成するためには、このような抜本的な取り組みが必要になってきます。ガッツのベクトルを変えなければならないのです。

 

今年は、自分がどこまでやれるのか試したいと思います。