隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

多くの労働者にとって理不尽さは不可避

お疲れさまです。隠居芸人です。

「ちょっと今から仕事辞めてくる」という映画を観ました。

ブラック企業でもがき苦しむフレッシュマン(入社一年目)の姿を描いた映画です。

超ド級のパワハラシーンが続き、胸が苦しくなりました。

そうしたシーンは、以前、弊社でも目にしたことのある罵倒・恫喝の光景と重なりました。

罵倒する側とされる側の様子、距離感、声の出し方、言い回しなどが、弊社で行われるそれと奇妙なほど似通っていて、映画を観ながら吐き気を催してしまいました。

組織でやっている以上、上下関係は出てくると思います。命令系統です。

上司からの命令に毎回NOと言えるはずもなく、多くの労働者にとって理不尽さは不可避であると言えましょう。

仮に上下関係がなく皆がみなフラットに近いような組織・集団だったとしても、人と人とが関わる以上、常に理不尽の危機に曝されていると言っていいと思います。

かく言う私自身も数年後には、理不尽を押しつける側に陥っている可能性も十分にあります。

願わくは、そうなる前に早期退職を敢行したいものです。

映画を観ながら、入社したばかりの頃を思い出していました。

毎日「辞めたい」とばかり思っていました。

早いもので就職してから6年が経過しようとしていますが、その思いには変わりありません。

ただ、当時と違うのは、現在の私にはFIREという明確な目標があることです。

「『労働を終わらせることができる』という希望の光に照らされながら絶望の日々を送っている」といったところでしょうか。ポエムですいません。

入社したばかりの頃は、終わりが見えていませんでしたからね。

漠然と、このまま40年も働くのかぁ……と絶望するだけでした。

節倹も四年目に突入し、今では「終わり」がうっすらと見えてきたように思います。

しがらみに縛られず、おかしいことにはおかしいと、嫌なことは嫌だとハッキリ主張して生きていけるよう、金を貯めます。

下げたくない頭を下げなくても生きていけるように、金を貯めます。

面従腹背には、正直、もう疲れました。

一生に一度の人生だから、鉄の意志でFIREに向かって進んでいきたいと思います。