隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

定着と活躍の証明によって水槽を変える

水槽のなかで図体がデカく、周りに威嚇をしてエサを独占する魚がいる。

 

選択肢①その魚と戦う

選択肢②友好的関係を築く

選択肢③スルーに徹する(触らぬ神に祟りなし)

 

今までの自分なら①~③のどれかを選んでいたと思うが、最近は、「別な水槽に移る」という選択についてよく考えている。

 

・そもそもエサの量が魚に対して十分多く、奪い合いが起きない。

・さらに、エサの質も良い。

 

そんな水槽が隣にあって、全力で跳ねれば飛び移れるとしたら?

 

水槽のなかで夢中になって泳いでいたり、まともな思考ができないくらい疲れ切っていたりすると、水槽のなかのことしか考えられなくなってしまう。今いる水槽が世界のすべてだと思ってしまう。実際には世界の一部でしかないのに。

 

以下の理由から、水槽を変えたいと思っている。

泳ぐ水槽を変えて、根本的に人生を変革したい。

・親への仕送りと奨学金の返済を行った後の実質的な手取りが18万円/月

・40代半ばまでマネージャーになれない(40代半ばまで非管理職スタッフ)

・「入水後(入社後)にやりたかったこと」をやりきりった

・次にやりたいことは現在の水槽では十分にできない(社会的インパクト小)

・現在の水槽では、構造的に下請けになってしまい、上流の経験を積めない

・生理的に無理な仕事、屈辱的な内容の仕事に従事しなければならない

・7年間同じことの繰り返しでさすがに飽きてきた。

 

まとめると、「年収を上げたい」「マネージャー経験・上流経験を積みたい」「より社会的インパクトの大きな仕事をしたい」といったところ。

 

4月中に転職を決めたい。そんな思いを持ちながらも、遅々として進んでいない。せっかく自らが勤める素晴らしい企業にリファラルしてくれる友がいるにもかかわらず、である。

 

まずは行動を起こさなければならない。

現状、一体、何が行動を妨げているのか。

 

・コンフォートゾーンから抜け出るのが怖い(恐怖心)

・やり方がわからない(無知)

・どうせやっても駄目だと思っている(諦め)

 

こんなところだ。

言い訳をやめて準備していく必要がある。

そこで、転職を「定着」と「活躍」の証明問題と割り切って準備していくこととしたい。根拠を明確にし、論理的に結合させていきたいと思う。

そうすれば、根拠の明確化という問題に帰着し、調べ方(作業)をすればいいだけになる。調べ方をして、ロジックを組んだあとは、知人に面接練習をしてもらって、穴をふさいでいけばいいことになる。

ゴールまではそれなりに距離があるかもしれないが、過程の一つひとつのハードル自体は特別高いものではない。転職はフォーマット化できるのだ。

 

●定着の証明

①「今の環境と自分の志向性を具体化し、現職ではマッチしないこと」を証明

②「なぜその会社でマッチしているか」を志望動機から証明

③「現職でマッチしなかったことに対して自ら働きかけ・改善行動をしたこと」を証明

※自責のスタンスを崩さず。自分の選択の粗さ・思考の癖を分析し、どう改善するかを企業に伝えていくことで、「課題や原因究明ができて改善策を練られる人」と認識してもらえる

④憧れと仕事の大変さのギャップ(目指す職の悪い部分や課題)に着目。それでもやりたい理由を伝える。その際、その仕事に就けた前提でその後どんなことを探求していきたいか(長期的ビジョン)を具体的に語れるようにする。

①~④によって、定着を証明できる。

証明できればここまで100点満点中の50点。

 

●活躍の証明

①同業界・職種の実務経験・スキル・高い実績を出していることを示す。

その企業で求められる能力を有していることを証明する。

②仕事の進め方に再現性があることを証明する。

「環境や運によってたまたまできたことではなく、自らの創意工夫によって成果を出してきたこと」「さらに、それが一度だけでなく何度でも再現できる工夫をして仕事を進めてきたということ」を具体的なファクトや数字を交えながら論理的に伝える。

①と②によって、活躍を証明できる。

証明できればここまでで100点満点中100点。

 

<注意点>

・証明は簡潔かつ論理的に行うこと

・謙虚さとチームワークを大切にする姿勢を崩さないこと

 

実際には以上のような単純な話ではないだろうが、まずは行動を起こすことが必要であることから、以上のフォーマットに沿って論理を組み立て、定着と活躍を証明することに注力したい。

 

ちなみに、リファラルしてくれる友によれば、その企業の年収テーブルでは、800万円が下限ラインとのこと。入社後2~3年で1000万円超も十分可能であるという。さすがは外資……。つまり、うまくそこにハマれば、最低でも250万円の年収アップということであり、自らを奮い立たせて飛び跳ねるだけの価値は十分にあるといえる。

失敗を恐れず行動し、人生を切り拓いていきたい。

 

※参考動画

youtu.be