隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

残業代で何を買いますか?

本日は5:15起床。

早起きは良い。この数年間、決定論的な思考のトラップから抜け出せずにいたのに、早起き2日目にして「人生は変えられる」という超絶ポジティブ思考が始まったのだ。「早起きが最高のソリューションである」説がにわかに立ち上がってきた。

 

残業解禁

これまで頑なに残業しないスタイルを貫いてきたが、とうとう連日残業しなければ仕事が回らない状況にまで追い込まれてしまった。残業解禁だ。

定時を過ぎると蓄積した心身疲労によって頭が回らなくなってくるので、残業中は頭を使わなくて済むような「作業」に徹したい。そのために、日中帯は主に「方針決定」に時間を割く。日中帯と残業帯とで分業体制を構築することにより効率化を図りたい。

隠居芸人は腹を括った。(メロスは走った、的な)

 

残業代で何を買うか

FI(経済的独立)チケット以外には、正直あまりこれといって欲しいものはない。ので、残業代で何を買うか聞かれたら「FIチケット」と答えるだろう。それ以外で強いて挙げるなら、将来的に猫を家族として迎え入れたいくらいだ。いずれは猫と仲良く暮らしていきたいなぁと思う。(そのためにはペット可物件に引っ越したりしなければならないが、現時点で「予定は未定」だ。)

しばらく続く残業は、FIRE&猫のために必要なアルバイト、と割りきっていくこととしたい。

 

いざとなったら逃げる

FIRE&猫のためのアルバイトとはいえ、優先順位を見誤らないようにしたい。FIREで労働期間が短縮されるからといって、そのために無理をして「健康」を失うことは本末転倒だ。ヤバくなったらいつでも仕事から逃げようと思う。ただ、そこまでヤバくなることがないように仕事をコントロールしていきたい。最善を尽くしたい。それができれば苦労しないって話かもしれないけど、テトリス(懐かしい)みたいなものだと思って、ゲーム感覚で処理していきたい。

 

終わりに 定年を自分で決めよう

自分は定年を「35歳」と決めているが、たとえばこれがあと10年とか15年先だとしたら、絶望不可避というか、自分の場合はそんなに長く持たないなぁと思う。

しかし、仮に10年とか15年先であったとしても、会社に決められる定年(60・65・70歳とか)までフルタイム労働を継続しなければならないよりはだいぶマシに違いない。

今回は「残業」という形で負荷がかかったが、大半の勤め人にとっては負荷がかかるタイミングやその種類・強度を裁量でもってコントロールできるなんてことはまずないだろう。

 

心や体が壊れてしまってからでは遅い

 

幸い、現在の部署ではハラスメントがほぼないため今のところはなんとかなっているが、ハラスメントと激務が同じタイミングで重なると本当に死にたくなるものだ。

実際に自ら命を絶ってしまった人もいたし、会社に来られなくなる同僚も1人や2人ではなかった。

彼らほどではないにせよ、自分も20代の頃には何度も「もう無理」と思うことがあってその度に泣きながら耐えてきた。それが良かったのかどうかは別にして。思い出すだけで胸が苦しくなる。

もちろんすべて環境のせいというつもりはない。「転職に踏み切れない怠惰さ」であったり、もともとの無能さに加えて「(職務遂行上必要な)自己研鑽を(業務時間外には一切)しない怠惰さ」といった点を考慮すると、現状はきわめて妥当といえそうだ。

 

結局は人ガチャの側面がかなり強いのではないかと思うし、5年後10年後にしても立場が変わったら変わったで、20代の頃とは別のストレスを抱えて苦しむのだと思う。先輩やその上の人たちを見ているとそんな感じだ。

自分は5年後とか10年後には確実にその種のストレス(勤め人生活上避けがたいストレス)とは無縁の人生を歩んでいたいと思う。要するに、勤め人をきれいさっぱり卒業していたい。

そのために、定年を35歳と決めて、準備を進めている。

 

労働の対価を使って、自分の人生を買い戻していく。(+猫)

 

(FIREまであと1229日)