隠居生活

限界勤め人だった著者の隠居生活を綴ります

面接よかった

面接よかった

 

特に準備せず、わりとありのままの状態で臨んだけど、過去イチだった

 

お世辞だったとしても、職位の高い方から言われる「コンサルタントに向いている」という言葉はさすがにちょっと嬉しかったし、これまでの実績のコアオブコアの部分について自然体で惜しみ無く伝えられたようだ

 

ほめて伸ばす系の人なのだろうけれど、さりげない肯定とほめの連鎖を無限に続けられたことによって、ネガ男のワイも今日という今日だけは自己肯定感の高まりを禁じ得ない

 

(そして調子に乗って、また懲りずにブログを書いている)

 

これまでのフルボッコ面接も無駄ではなかったのかもしれない

 

エージェントは言っていた

 

「皆さん転活のなかで落ちてからどんどん成長していくんですよ、そして内定つかむんですよ」

 

ワイはたぶん今回のチャンスを逃したらもうつかめる気がしないけど、

 

こんな面接なら二日に一回やってもいい

 

……いや、冷静に考えるとさすがにそれはないな

 

しかし、そのくらい良い雰囲気の面接だった

 

言葉の端々から通過のニュアンスがだだ漏れだったことから通過を確信してるけど、実際どうなんだろ

 

新卒まで遡っても過去イチの手応えだったので、いくらほめ殺し系とはいえ、これで落とされたらちょっと人間不信になるレベルだ

 

頭のなかでは年収150~250万アップ×上京の妄想が先行して爆発している

 

面接官の方がとても素敵だった

 

一番印象に残っているのは逆質問

 

コンサルタントとして活躍していくイメージをより具体的に描きたいので、御社へ入社後のステップについてプロモーションを含めて教えてください」的なふわっとした問いを投げかけたんですよ

(実際にはもう少しちゃんとした感じで話せていたと思う)

 

このときの面接官の語りがとてもよかった

 

まずは、2~3年で同時に複数件こなしながら、数をこなしていきコンサルタントとして器(厚み?)を広げていく、と

 

面接官曰く、

「場数は大事ですねー、大事ですよー」

 

異なる領域の仕事を経験していくなかでコンサルタントとしての軸が決まっていき、そこに軸足を置いて、もう片方の足でいろんな領域にちょっかい出していくイメージだと言ってた

 

「別なプロジェクトでやったことが今度はこっちにも活かせるな、とか、一つのプロジェクトを進めながら並行していろんなアイデアが出てくる。こうなってくると、コンサルタントという仕事は本当におもしろくなってきて、他の仕事なんて絶対やれないなと自分は思う。そのくらいコンサルタントの仕事はおもしろいです」

 

と、面接官がかなり本心っぽい感じで、しみじみと話すんですよね

 

聞いているうちにこちらも心が動いた

 

そしてその後の語りにもどんどん引き込まれていった

 

逆質問で調子に乗ってフィードバックをお願いしたりもしたけど、肯定のFBしかなく、「今日はあまり話題にならなかったけど、プロマネ的な経験ある?」という話になって、「経験あります」と軽く話をして「うんうんいいね」的な感じで終了

 

逆質問で補完できた感じがあって良かった

 

たぶん次が最終?だと思うけど、内定もらったらこの会社で働きたいと思う

 

そう簡単にはいかないと思うけど、内定が得られれば、現在介護中のおじ赤ちゃんとは決別することになる

(ここでまさかのおじ赤登場)

 

そして今度は転職先の会社で自分自身がおじ赤ちゃん化するのだ

(極力回避したい……)

 

そう思うとなんだかとても香ばしく、感慨深い気持ちになってくる

 

そのとき初めておじ赤の立場で考えられるようになるのだろうか

そしたら「おじ赤にもっと優しくしてあげればよかった」とか思うのだろうか

 

いや、思わないだろうな

 

「この、おじ赤!」と思うことが一日のなかで何度もあるけど、おじ赤が根っから嫌いなわけではないし、仕事の場でなければむしろ無能同士よい友だちとしてやっていけると思う

 

というか、おじ赤は仕事ではちょっとあれだけど、仕事以外のことは自分よりたくさん知っていて、話していておもしろい。自分を無理に大きく見せようとしないし、自分の無能さもある程度自覚していて基本的には謙虚で、他者を貶めたりしない。優しい人だと思う

 

いつもケロっとしていて、人を陰鬱な気持ちにさせることがない

 

おいらは時に周りをドンヨリさせてしまう

 

おじ赤はたしかに仕事の面では無能かもしれないけど、おいらと違って他人と調和できる

 

結局はおじ赤をないがしろにできないし、したくないんだな

 

人が嫌いで、人が好きだ

 

そこが自分の良さでもあり甘えであり弱さだと思うことがある

 

もうおじ赤のことはブログに書くまい

(フラグ)

 

どう転ぶかはわからないけれど、ひとまず明日からもしばらく生きていこうという気持ちになった

 

少なくとも表面上は好意的に受け取ってくれる面接官の優しさ(あるいは無関心)に今日は救われた(完)

 

(FIREまであと1224日)